MLB コロナ拡大止まらず「ここ1週間で選手、スタッフ計40人が陽性」開幕さらに延期か

[ 2020年6月23日 02:30 ]

 大リーグ選手会は21日(日本時間22日)、今季開催に向けた労使協議で大リーグ機構(MLB)が提示している「日割り100%の年俸での60試合制」に対する賛否を問う採決を延期した。選手会は70試合制を主張し、20日の理事会で60試合制について結論が出ていなかった。

 米国は新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからず、全国紙USAトゥデー(電子版)は「ここ1週間で大リーグは選手、スタッフ計40人が陽性反応を示した」と報道。キャンプ再開は早くても29日(同30日)以降にずれ込み、開幕は労使で一致していた7月19日(同20日)から同26日(同27日)に遅れるとした。

 「第2波」を懸念するMLBは60試合制より少なくなる場合も想定。ロブ・マンフレッド・コミッショナーが選手会のトニー・クラーク専務理事に、両者で合意している来季のポストシーズン出場枠拡大やナ・リーグでのDH制採用を取りやめる案をメールで通達したという。

 合意のめどは今週中。金銭闘争に加え、再燃するコロナ禍で交渉が複雑化している。

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2020年6月23日のニュース