巨人・戸郷を恩師の小田原監督が分析「U18日本代表に選ばれなかった悔しさをバネに」

[ 2020年6月23日 05:30 ]

聖心ウルスラ学園で戸郷を指導した小田原監督

 聖心ウルスラ学園で指導した小田原斉監督(47)が、巨人・戸郷の高校時代を振り返った。細身ながら着実に努力を重ね同校のエースに成長したといい、2年夏に経験した甲子園のマウンドがプロを意識し始めたきっかけだったと明かした。

 「投手向きな性格。物おじしないタイプだった。入学当初は、軟式出身で下半身の弱さがあったが、ひと冬、ふた冬と越えて下半身に強さが出てきて、2年春からエースを任せるようになった。その夏には甲子園に出場し、登板したことで、上のレベルでやっていきたいという思いが出てきて、プロを目指すようになったのだと思う。

 入学時は1メートル80ぐらいだった身長が1メートル87まで伸びたが、なかなか横には大きくならなかった。体を大きくしようとプロテインも飲んだりしながら、いろいろなトレーニングのメニューを組んで一つ一つこなしていた。

 負けん気の強さを特に感じたのは、3年時の8月に行われたU18高校日本代表と宮崎県代表との壮行試合(県代表の2番手で5回2/3を2失点9奪三振と力投)。代表に選ばれなかった悔しさもあったと思うが、本当にいい投球をしたことが印象に残っている。

 まだ若いので、23日は思い切って最初から飛ばして頑張ってもらいたい。そして、1年間ローテーションを守ってもらいたい」

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2020年6月23日のニュース