巨人・戸郷 23日・広島戦で鯉釣り上げる!釣り好きの20歳、宿敵さばいて33年前の桑田の記録に挑戦!

[ 2020年6月23日 05:30 ]

今年1月に宮崎・延岡の沖でイシダイを釣り上げた戸郷(母・ヒトミさん提供)
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 巨人の戸郷が、23日の広島戦に今季初登板初先発し、今季初勝利を挙げてチームを開幕4連勝に導く。ジャイアンツ球場で最終調整した高卒2年目右腕は「自分の投球をして勝ちにこだわりたい」と力強く話した。

 少年時代は漁師を目指していたほどの釣り好き。今年1月には地元の宮崎に帰郷し、母校・聖心ウルスラ学園がある延岡市で海釣りに出掛けた。沖で大きめのイシダイを釣り上げ、自らさばいて味わった。高卒2年目では87年の桑田真澄以来33年ぶりに開幕ローテーション入りした20歳の若武者が次に狙うのは「鯉」だ。自身初対戦となる広島は、2連覇に向かう巨人にとっても大きな壁となる。

 昨季、5年ぶりにリーグ制覇を果たしたが、広島には唯一、10勝14敗1分けと5年連続の負け越し。今季も打線には昨季首位打者の4番・鈴木誠を中心に菊池涼、西川ら好打者が並ぶ。DeNAとの開幕3連戦も2勝1敗と勝ち越し「切れ目のない、得点力の高い打線だと思う」と警戒する。

 33年前、桑田は開幕から5連勝し、最終的に15勝6敗。「桑田の道」を目指す戸郷は「巨人軍の偉大な代表的な投手。コントロール抜群で、少しでも近づける投手になりたい」と未来を見据える。

 昨年9月にプロ初勝利を挙げ、CSや日本シリーズと大舞台のマウンドも経験。飛躍のシーズンにするべく「初戦を大事にして1年間ローテーションを守れるようにしたい」と決意を語った。勝てば開幕から4試合先発投手に白星が付き、83年以来37年ぶりとなる。宿敵・広島から白星を挙げ、勢いをもたらす。(田中 健人)

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