ロッテ 球界初の「リモート応援」導入!サッカー界では好評「素晴らしいシステム」

[ 2020年6月23日 05:30 ]

プロ野球で初めて導入される「リモートチアラー」イメージ
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 ロッテが、球界で初めてリモート応援システム「リモートチアラー」を導入することを22日、発表した。本拠地開幕となる、23日からのオリックス6連戦で実証実験として実施する。

 誰もいない球場に歓声が響く。楽器大手「ヤマハ」が開発した応援システムで、自宅からテレビやインターネットで観戦するファンの応援を球場でプレーするナインに届ける。

 リモートチアラーは12日から発売した「リモート応援チケット」の特典に追加され、購入者には試合開始30分前にメールで送付されるサイトにアクセスすることで使用可能。「歓声」「拍手」「激励」「大歓声」の4種類が選択でき、タップすると、それに応じた拍手や歓声が外野に設置されたスピーカーから流れる仕組みだ。球団関係者は「事前に録音した応援団の演奏も流す」と明かし、これによっていつもと同じような雰囲気を演出する。

 既にサッカー界ではテスト済みだ。13日に行われたJ2磐田―J3沼津、清水―J3藤枝の練習試合では本番さながらの声援、拍手、さらには歌声がこだました。サポーターが押したエール回数は計190万回にも及び、磐田FW小川航は「歓声があるとないでは全く別。素晴らしいシステム」と感想を口にした。ヤマハのクラウドビジネス推進部SoundUDグループ・瀬戸優樹氏は「ファンの皆さまが気持ちを込めてボタンをタップすれば、思いは必ずや選手に伝わると信じています」とロッテの新たな挑戦に期待を寄せた。

 ▽リモートチアラー ヤマハが開発した遠隔応援システム「Remote Cheerer powered bySoundUD(リモートチアラー パワードバイ サウンドユーディー)」。専用アプリを利用し、自宅などから画面の向こうの会場に声援を送れる独自の技術。

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