「桐生に勝った男」阪神・島田 開幕1軍へアピール弾!矢野監督も高評価

[ 2020年3月23日 05:30 ]

練習試合   阪神10―0ヤクルト ( 2020年3月22日    神宮 )

<ヤ・神>7回、島田は右越えソロホームランを放つ(投手・梅野)(撮影・椎名 航)
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 新型コロナウイルスの感染拡大で20日のシーズン開幕が延期となったプロ野球は同日から無観客の練習試合をスタートさせ、22日までに「開幕カード」を終えた。俊足が売りの阪神・島田海吏外野手(24)はヤクルト戦に代走で途中出場して7回に一発を放つなど猛アピール。開幕日が未定で各チームが主力の打席や投球数を抑える中、虎視眈々(たんたん)と開幕1軍、レギュラーを狙う男たちがいる。

 「桐生に勝った男」は足だけではない。途中出場した島田が成長した打撃をアピールしたのは、7回先頭での初打席だった。梅野が外角高めに投じた141キロ直球を上からかぶせるように叩くと、打球はグングン伸び、右翼席に吸い込まれた。

 「高めに苦手意識を持っていた。課題として取り組んできたが、やってきたことは間違いではなかった」。高めの速球に振り負けない力強いスイング。課題を克服し、九州学院で4学年下だったヤクルト・村上の前で先輩の威厳を示した。

 強く振ることを意識し、昨オフに参加した台湾のアジア・ウインターリーグでは最多タイの3本塁打。「追い込まれるまでは本塁打を狙うくらいの意識」という姿勢が功を奏した。1月の自主トレ、2月のキャンプでも徹底した振り込み。「足の速い打者でも、相手に怖いと思わせられるように心掛けている」と打撃を磨き上げ、もし開幕していたなら「プロ1号」だった。開幕が延期したことで、若手にとってはアピールする絶好の機会。24歳も存在感を放った。

 50メートル5秒7を誇る快足。熊本で過ごした中学時代には野球部に所属しながら陸上大会に参加し、3年時には11秒1で熊本県大会で優勝した。ジュニア五輪の100メートル準決勝では、日本人初の9秒台をマークした前日本記録保持者の桐生祥秀(日本生命)より先着した経験も持つ。虎のスピードスター・赤星憲広氏(本紙評論家)の背番号53を継承し、迎えたプロ3年目。オープン戦では打率・333で2盗塁をマークし、走攻守で開幕1軍入りをアピールしてきた。

 矢野監督の評価も高く「バッティングはずっと良くなっている。こうやって結果を出すと、使いたくなる」と大きな期待を寄せた。もちろん、島田も激戦区となっている外野のレギュラー争いに加わる決意で臨んでいる。

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