西武・松坂 14年ぶり西武1勝 制球重視の84球で及第点の5回4失点

[ 2020年3月23日 05:30 ]

練習試合   西武9―6日本ハム ( 2020年3月22日    メットライフD )

<西・日>2回2死満塁、大田(後方)に投手強襲の適時内野安打を浴びる松坂(撮影・吉田 剛)
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 百戦錬磨の男にはチームを勝利に導く道が見えたはずだ。西武・松坂が日本ハムとの練習試合に先発して5回、84球で4安打5四死球4失点。獅子おどし打線の援護も受け、14年ぶりに復帰した古巣で「初勝利」を手にした。

 「一番の課題は球数、イニングを投げること。5回を投げられたのは良かったと思う」

 ワインドアップは封印。練習試合でもあり、フォームを試行錯誤しながら投球した。初回は無失点。2回に3安打3四死球で3失点も守備の時間を長くしないようにテンポを心掛けた。3回からは無死でもセットポジションで投げ、力みは解消。打線の大量援護も受け勝利投手となった。

 新型コロナウイルスの影響がなく予定通り開幕していれば、開幕3戦目だったこの日は本拠地の大歓声を浴びて先発マウンドに立っていた。西武での勝利はメジャー移籍前年の06年10月7日のプレーオフ第1Sのソフトバンク戦での完封勝利以来だが、感傷に浸ることはない。「本来は開幕シリーズだけど練習試合なのでいろいろ試した。収穫はあった」と次戦を見据える。

 現時点で開幕ローテーション入りは確実。辻監督は「ウチなら5回、100球、3失点で勝ちになる。3点取られても4点取ってくれる。改めて松坂が感じてくれたら」とベテランに「西武版クオリティースタート」を求める。今回のような投球を続ければ強力打線を味方に白星を積み上げる可能性は十分だ。

 39歳。この日の最速は139キロだった。日米通算170勝を積み上げ、再び戻ったプロの原点である場所。その存在は味方を鼓舞し、白星はリーグ3連覇への道しるべとなる。(大木 穂高)

 ▽クオリティースタート(QS) 先発投手が6回以上を投げ、自責点を3以内に抑えること。先発投手の安定感を示す指標としてメジャーでは定着している。さらに高いレベルを示す指標として、7回以上、自責点2以内をハイクオリティースタート(HQS)と呼ぶ。

 ▼日本ハム・鶴岡(4回に松坂から左前適時打)感動しました。僕らの世代のスーパースター。僕のプロ初打席(05年9月7日)は松坂さんだった。元気で(公式戦での対戦を)やりたい。

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