レイズ、なぜ筒香を獲得?地元紙番記者が明かす獲得の舞台裏

[ 2019年12月15日 06:25 ]

筒香
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 ポスティングシステムでの大リーグ移籍を目指していたDeNAの筒香嘉智外野手(28)が13日(日本時間14日)、レイズと2年総額1200万ドル(約13億800万円)で契約合意した。

 レイズはなぜ筒香を獲得したのか。地元紙タンパベイ・タイムズの番記者で、筒香レイズ入りを世界で最も早く伝えたマイク・トプキン氏は「長打力に尽きる」と断言した。

 今季217本塁打は大リーグ21位で、同地区ヤンキースの306本には大差があった。「30本塁打以上打てる左打者が欲しかった」とし、松井秀喜の日本人記録シーズン31本塁打以上が可能と球団は踏んでいるという。

 「高い評価は金額にも表れる。譲渡金を含め全部で1440万ドル(約16億円)も払うのはこのチームではなかなかない」と同氏。年平均600万ドル(約6億5400万円)は、いきなりチーム4番目の高給取りとなる。

 米サイトのジ・アスレチックのジョシュ・トレンティーノ記者は「選手と球団にウインウインの契約だ」と2年という契約期間を指摘した。低予算のレ軍は長く選手を抱えられない。「筒香も成績を残せば21年オフ、30歳でFA市場に打って出られる。そこでより大きな契約をつかめる」と筒香にもメリットがある点を挙げた。

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