明石商・来田 兵庫県選抜サヨナラ勝ちに貢献、二盗に同点打 22日から台湾遠征

[ 2019年12月15日 14:20 ]

高校野球 兵庫県選抜強化試合   兵庫県選抜4―3流通科学大 ( 2019年12月15日    流通科学大G )

2三塁打を放ち、サヨナラのホームインをする市川・前田
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 来年秋のドラフト候補として注目される明石商・来田涼斗外野手(2年)が15日、神戸市内で行われた流通科学大との強化試合に、兵庫県選抜の3番でスタメン出場。7回に同点となる右前適時打を放ち、大学生相手のサヨナラ勝利に貢献した。

 今春の選抜、智弁和歌山戦で先頭打者弾&サヨナラ弾の大暴れで全国区となった来田は0―1の5回2死一塁から相手失策で出塁。一、三塁の場面で次打者の2球目に二盗に成功し、捕手悪送球で三塁走者が生還。足でアピールすると、2―3で迎えた7回2死二塁から同点の右前打。チームをサヨナラ勝利に導いた。

 「大学生相手で球の重みも違うので、しっかり押し切れるように心がけました。木製バットも普段から使っているので、慣れるのは早かった」

 22日からの台湾遠征を控え、木製バットとMLB公式球での実戦だったが、対応力の高さを見せつけた。遠征では3日間で5試合を予定。「調子の良し悪しがあるだろうけど、チームに出来ることをしっかりやりたい」とリーダーシップものぞかせた。

 同じ明石商のドラフト候補・中森俊介投手(2年)も先発で、2回3安打1失点。「ボールが滑るので、まっすぐが抜け気味だった。まだまだです」とMLB公式球への課題を残したが、それでも3奪三振と力強さをアピールしていた。
 
 ◆兵庫県高校選抜メンバー
 <投手>
中森俊介(明石商)
坂口翔颯(報徳学園)
石澤拓大(育英)
東田健臣(西脇工)
野島勇太(神戸弘陵)
山本颯真(赤穂)
 <捕手>
上林直輝(神戸弘陵)
竜波駿平(長田)
 <内野手>
太田薫(市西宮)
足立達希(報徳学園)
河村利毅(神港学園)
笠松拓真(神戸国際大付)
柴田大成(神戸国際大付)
植本拓哉(明石商)
 <外野手>
来田涼斗(明石商)
三宅雄雅(報徳学園)
浅川駿斗(神戸国際大付)
前田衡(市川)

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