阪神ドラ2・井上 虎の4番から侍4番へ!履正社先輩の山田哲から刺激「日の丸背負って世界一に」

[ 2019年12月15日 05:30 ]

壇上に上がり、東大阪リトルシニアの後輩たちに見上げられる井上(撮影・北條 貴史)
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 虎の4番から侍の4番へはばたく!ドラフト2位の井上広大外野手(18=履正社)が14日に大阪市内のホテルで東大阪リトルシニアの激励会に参加し、現役中学生や父兄約160人の前で飛躍を誓った。「是非、阪神タイガースの4番になって!」と声が飛ぶ中、期待の長距離砲は将来的な日本代表の4番奪取へ意気込んだ。

 「これだけ大勢の方が自分のことを祝ってくれたので、とてもビックリした気持ちです。周りの方からの期待を感じるので、皆さんの期待に応えられるように、一日一日頑張っていきたいです」

 六甲おろしの音楽とともにさっそうと姿を現すと、大歓声に包まれた。集まる視線、寄せられる期待の大きさをヒシヒシと感じると、背筋をピンと伸ばした。「小中高と主軸という形で3番や4番を打たせてもらってきたので、プロでも4番バッターを目指して頑張りたいです」。中軸の理想像に挙げるのが履正社の先輩でもあるヤクルト・山田哲だ。

 11月に開催されたプレミア12。韓国との決勝戦で世界一へ導く決勝3ランを放った勇姿がまぶしかった。「期待されている場面で結果を残されたので、やはり一流の選手だと感じましたし、自分も一打で試合を決められるような選手になりたい」。昨年12月末には茨木市内の履正社グラウンドで激励も受けた。「大きいな。プロでも通用するから頑張れよ」――。そのひと言は今も支えだ。

 「高校時代はU18に選ばれなかったので、日本代表としてプレーすることがまだできていません。何としても、何年先になるか分からないですけど、自分の力を十分発揮できる時に日の丸を背負って世界一に輝きたい」

 いずれは虎の4番、そして侍の4番へ。大志を抱いてプロの荒波へ飛び込む。(吉仲 博幸)

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