レイズ筒香、2月単身特守キャンプで第一歩 複数ポジション起用プランに備える

[ 2019年12月15日 05:30 ]

DeNA・筒香
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 ポスティングシステムでの大リーグ移籍を目指していたDeNAの筒香嘉智外野手(28)が13日(日本時間14日)、レイズと2年総額1200万ドル(約13億800万円)で契約合意した。身体検査などを経て正式に契約を結び、17日(同18日)に入団会見に臨む予定。球団はDHや左翼だけでなく、一塁や三塁でも起用する方針で、出場機会を望む筒香とニーズが合致。柔軟な起用に応えるため、単身での先乗り特守キャンプも計画されている。

 ベイスターズから、タンパベイへ。筒香の新天地はレイズに決まった。交渉期限の19日(日本時間20日)を待つことなく決断。ブルージェイズなど複数の球団が動いた中で、金額よりも出場機会に重きを置く筒香とレイズの思惑が一致した。

 「練習を見せたら三塁で使えると判断し、筒香が全ての守備位置をプレーするのにオープンな考え方なのを喜んでいた。球団側もそれを望んでいる」

 代理人のジョエル・ウルフ氏は、ウインターミーティング中にケビン・キャッシュ監督らレ軍首脳の前で実技披露の場を持ち、起用法についての答えを明かしていた。レ軍は外野3ポジションに加え、一塁、DHも候補者がいたが、長距離砲を打線に加えたかった。「オープナー」を考案するなど、豊富なアイデアや奇抜な策で低予算ハンデを乗り越えるのがレイズ流。サッカーの「ターンオーバー制」のようにレギュラーを固定せず、好不調や状態面、相手先発とのマッチアップなどを見極めて起用するプランを温めており、筒香にも複数ポジションを守らせる方針だ。

 そのための先乗り特守キャンプも計画している。野手集合日は2月18日(同19日)だが、それより早くキャンプ地ポートシャーロット入り。内外野の両コーチ相手に、筒香は特守を受ける。韓国出身の崔志万(チェジマン)は18年は一塁を3試合しか守らなかったが、19年キャンプでロドニー・リナレス三塁ベースコーチのノックの雨を受けた。今季は一塁で92試合に先発し19本塁打と開花。ウルフ氏は「今のプランは、筒香が春のキャンプよりずっと前にキャンプ地に来ること」と説明する。

 今季開幕前時点のチーム総年俸6065万ドル(約66億円)の低予算チームが、巨額投資を決めた。日本で通算205本塁打の大砲への期待は大きく、3、4番の中軸を託される見込みだ。「世界の素晴らしい選手が集まり、世界一レベルが高い場所」と筒香が話す夢舞台へ。複数ポジションの守備も磨き打席数も確保して、一本でも多いアーチを描く。

 《DeNAに2億6200万円支払われる》▽ポスティングシステム 海外FA取得前にメジャー挑戦できる制度。日本の所属球団は11月1日から12月5日までの間に申請し、米30球団に通知された翌日から30日間、獲得希望の全球団と交渉できる。契約金、年俸、バイアウト(契約解除)額の総額が2500万ドル(約27億2500万円)以下の場合は、総額の20%が譲渡金となる。今回は2年総額1200万ドルの20%にあたる240万ドル(約2億6200万円)が、レイズからDeNAに支払われる。本制度は18年11月1日から3年契約。

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