ソフトB高橋礼、3600万円アップ 12勝で新人王&侍世界一も高評価「日本一の査定」

[ 2019年12月10日 05:30 ]

サブマリン投法で喜ぶ高橋礼(撮影・中村達也)
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 ソフトバンク・高橋礼の表情は晴れやかだった。ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3600万円アップの年俸5000万円でサインし「日本一の査定だと思う。凄く良い評価をしてもらった。納得した額。新人王、侍ジャパンの成績も評価してもらった」と笑った。

 2年目の今季は初勝利どころか、チームでは千賀の13勝に次ぐ12勝で規定投球回もクリア。CS、日本シリーズでも好投して3年連続日本一に貢献した。11月のプレミア12でも侍ジャパンの一員として2勝し、世界一の立役者に。「(球団から)ホークスの名前も出るし、よいプロモーションになったと言ってもらった」と喜んだ。

 球団では09年摂津以来となる新人王も獲得したが、飛躍へ課題は明確だ。今季完投ゼロに終わったことに「完投できるスタミナをつけたい」と話す。年明けから同じ95年生まれのオリックス・山岡と自主トレを行う。ブルペンでは「アップ・アンド・ダウン」と呼ばれるメジャー流の調整法を試す。味方の攻撃時間を想定しインターバルを入れながら、実戦に近い形での投球練習だ。「(試合では)インターバルの回数で疲労がたまってくる。5回100球よりも7回80球の方がきつい」と狙いを明かした。

 来季の目標に「規定投球回クリア」と「防御率2点台」を掲げ、東京五輪については「シーズンがあってこその五輪」とした。サブマリンは来季も日本一と世界一を目指す。 (川島 毅洋)

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2019年12月10日のニュース