阪神 望月、飛躍へ数センチのこだわり

[ 2019年12月10日 10:00 ]

阪神・望月
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 飛躍の来季へ向け、若虎たちは冬の鳴尾浜で鍛練を重ねている。先発ローテーション入りを狙う望月惇志投手(22)もその一人だ。技術習得はもちろんだが、使用グラブのマイナーチェンジも検討しているという。矢野燿大監督もほれ込む右の大器は道具へのこだわりを明かした。

 「グラブを少し縦長にして、少しでも手首やボールが隠れればいいかなと思いまして。癖のせいにしたくはないですけど、そういう部分を見ている人はたくさんいますし、シーズンを戦っていく中で、1球で球種がバレてしまうのはもったいないと思うので」

 従来より2、3センチ縦長にモデルチェンジしたグラブを試している真っ最中だ。相手打者にわずかな癖も見抜かれぬよう、手首や球を隠すのが狙い。改良部分はたった数センチとはいえ、新グラブで相手打者から球種を一つでも消せることができれば、それだけ勝機は広がる。今月からサンプル品で感触を確かめており、新グラブは来年1月にも手元に届く段取りだ。

 望月が尊敬のまなざしを向ける先輩の藤川も今季途中にグラブを変更し、フル回転の活躍につなげた。望月は「球児さんもどちらかというと、縦長」と説明したように、癖が見抜かれないよう改良を加えたものとみられる。百戦練磨のベテラン守護神でさえ執着する、細部へのこだわり。高卒4年目の右腕も憧れの藤川を模倣するようにグラブ新調へと踏み切った。

 「2、3センチだけでも全然違ってくると思います。1球種相手に消されるだけでも違ってくると思う。技術的な部分は別にして、癖の部分は解消できるところは解消できれば。一番は癖というところに来季はテーマを置いていきたい」

 今季は8月22日のDeNA戦(京セラドーム大阪)で待望のプロ初勝利を挙げたとはいえ、わずか8試合の登板にとどまった。球種を増やす努力もさることながら、技術以外でも数センチのこだわりを貫き、飛躍へつなげるつもりだ。(記者コラム・吉仲 博幸)

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