中田 早くも“虎仕様”今オフは「鳴尾浜&甲子園で鍛えます」

[ 2019年11月26日 05:30 ]

<ソフトバンク納会ゴルフ>ボールの行方を見つめる中田(撮影・中村達也)
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 ソフトバンクからトレードで加入した阪神・中田賢一投手(37)が25日、今オフは12年間拠点としてきたグアムではなく日本で自主トレすることを明かした。

 「(来年1月は)日本で自主トレをします。これまでは3年目(のオフ)から12年グアムでやっていた。今年は引っ越しなどバタバタする。鳴尾浜と甲子園でやって、早めに(選手や裏方らと)コミュニケーションを取ることができれば」

 温暖な地を離れ、冬の日本で汗を流すデメリットもある中で、新たに縦ジマに袖を通す右腕には確かな意図がある。「早めに裏方さんの顔と名前を一致させたいのもある」。来春のキャンプ前に顔を合わせることで、キャンプでは練習に集中できる環境をつくることも可能だ。

 「(来年は)開幕が早いので、例年よりも早く体を動かしている」といい、東京五輪開催で開幕が今季より9日早くなることから、現在も2~3日に一度、ヤフオクドームを訪れトレーニングに励む。12月下旬には甲子園と鳴尾浜を訪れる予定で、キャッチボールも行い肩は休めない方針でいる。

 この日は福岡県八女市内で行われたソフトバンクの選手会ゴルフに参加。「楽しく回れました。スコアは表情で察してください」と苦笑いを浮かべたが、古巣の選手と楽しい時間を過ごした。

 今季は1試合登板のみに終わったが、通算100勝を誇り、移籍1年目の来季は経験豊富な先発として期待される。新天地で、もうひと花咲かせるべく、新たな本拠地と「虎の穴」を行き来してペースを上げていく。

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2019年11月26日のニュース