周東、高橋純に続け!異国で武者修行、羽ばたく若鷹たち

[ 2019年11月26日 10:30 ]

<ソフトバンク秋季キャンプ>ランニングする杉山(左)と田中正義(撮影・中村達也)
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 来季への戦いは、すでにスタートしている。3年連続日本一を達成したソフトバンクから、田中正義投手(25)、三森大貴内野手(20)、杉山一樹投手(21)の3選手がプエルトリコでのウインターリーグに派遣されている。

 昨年、同地のウインターリーグに派遣された高橋純平投手(22)、周東佑京内野手(23)が今季ブレーク。常勝軍団の欠かせない戦力にまで成長した。

 出発前、若手の登竜門を最も意識していたのは、来季4年目となる田中だ。5球団が競合した16年ドラフト1位右腕は、今季の1軍登板は1試合のみにとどまり、通算で11試合0勝1敗。「(高橋)純平がどういうきっかけをつかんだかは分からないけど、自分のやりたいことをやる。ゲームでひたすら試す」と鼻息荒かった。

 最速155キロのルーキー右腕・杉山も千賀にアドバイスをもらった新フォームを固めていく方針。「理にかなったフォームで球速を求めたい」と意気込んでいた。プロ初スタメンとなった4月21日の西武戦で猛打賞の活躍を見せた三森も「体重を増やしたい。ミート力を上げたいし、強い球に負けないようにしたい」と目的意識を明確にしていた。

 工藤監督も若鷹の飛躍を心待ちにする。「いろんな選手を見て、自分を見つめ直して、さらなるレベルアップにつなげてほしい。来季も(戦力が)1、2人増えると凄く嬉しいし、そうなってくれるよう頑張ってほしい」。台湾で行われているアジア・ウインターリーグにも右打者として期待される野村と育成・砂川、育成右腕の尾形や160キロ左腕の古谷らが派遣されている。異国での武者修行を経て、羽ばたく若鷹に注目したい。(後藤 実穂)

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2019年11月26日のニュース