阪神・木浪 さらなる高みへ“3つの誓い”エース撃ち!全試合出る!ライバルに勝つ!

[ 2019年11月26日 05:30 ]

<阪神>契約更改した木浪(撮影・平嶋 理子)
Photo By スポニチ

 阪神の木浪聖也内野手(24)は25日、西宮市内の球団事務所で自身初の契約更改交渉に臨み、1200万円増の来季年俸2200万円(金額はすべて推定)で更改した。「スーツを着て、自分で判子を押すというのはすごく気が引き締まります」。緊張が残る表情で話すと、満足感を示すことなく即座に2年目の目標を口に出した。

 「良い面も悪い面も含めて1年目にしては、すごくいい経験ができたと思います。(来季は)とにかく全試合出場するということを目標に、頑張っていきたい」

 今季は113試合に出場し打率・262、4本塁打、32打点。ルーキーとしては合格点かもしれないが好不調の波が大きかった。開幕戦で遊撃スタメンを勝ち取ったが、17打席連続無安打で先発落ちすると、7月26日には2軍降格の悔しさも味わった。試合に出続ける難しさを痛感したからこそ、全試合出場は何が何でも達成したい。

 「100安打という目標に届かなかった。全試合出るとしたらもっと積み重ねないといけません」。試合に出るためには結果が求められる。今季113試合で95安打を放ったが、143試合に換算すれば120。先発が増えれば、さらに上の数字が求められる。

 その上で、試合の流れを変える、相手チームの勢いを止めるような一打も求めていく。今季は巨人の菅野からプロ初本塁打を放ち、最多勝を獲得した巨人・山口(打率・364)やプレミア12でも活躍したDeNA・今永も同・429と攻略するなどインパクトある打撃を随所で見せた。

 「球団のエースから打てば勢いが付くと思いますし、そういう気持ちがないとダメだと思うので、気持ちの部分も強くしていきたいと思っています」

 とことんまで高みを目指し、避けては通れない定位置争いを制する。本職の遊撃は北條らも虎視眈々(たんたん)と狙うポジションで「いろんな人に“北條がライバル”とか言われますけど、自分のことをしっかりやることが一番大事」。武器を磨くことに集中し、一つしかないイスを勝ち取る構えだ。

 「攻」はもちろん、走守も含め全てにおいてレベルアップを志す。同期の近本と同様、真価が問われる2年目。慢心はない。(巻木 周平)

続きを表示

2019年11月26日のニュース