日本ハム・栗山監督 有原を来季の開幕投手の筆頭候補に「絶対になると信じているシーズン」

[ 2019年11月26日 22:02 ]

「第8回栗山監督杯争奪うまいもんGP」でグランプリに輝いたCAFE KALAMAのグリーンカレーを試食する日本ハム・栗山監督
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 日本ハム・栗山監督が、今季15勝を挙げて最多勝を獲得した有原を来季の開幕投手の筆頭候補に挙げた。この日は地元の北海道・栗山町などで行われた「栗山監督杯争奪うまいもんGP」の表彰イベントに参加した後、来季の開幕投手について問われると「全然考えてなかったな」と前置きしつつも「普通に考えれば有原であるのは間違いない」と来年3月20日に敵地で迎える西武戦のマウンドに送る考えを口にした。

 今季開幕投手を務めた上沢が左膝蓋(しつがい)骨骨折からのリハビリ中。昨季10勝を挙げながら今季は右前腕痛で登板なしに終わったマルティネスも残留したが、こちらも故障明けで未知数とあり、今季唯一ローテーションを守った右腕の名前が挙がるのは当然だった。抜群の安定感を見せた有原について、指揮官は「感覚的に何かをつかんだ感じがあるじゃない。“有原航平ここにあり”と我々が思っていたイメージを形にするのが来季のはず。そうなってほしいではなくて、絶対になると信じているシーズン」と絶大な信頼を寄せた。

 17年開幕戦は外国人枠の関係で新加入のロドリゲスを開幕投手とし、その後出場選手登録を抹消する戦略的起用も見せただけに、「あとは戦略上の問題もある。外国人を誰か抹消しなければいけない状況があればそこから入るかもしれないし、いろんな兼ね合いがある」と含みも持たせた。それでも17年以来2度目の大役へ向けて「競争で勝ち取るものだと思うので、キャンプ、オープン戦で勝ち取りたい」と意気込む有原が、順調に調整を重ねれば20年シーズン初戦のマウンドに上がる可能性は高い。

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