広島・誠也 浩二以来4年連続ベストナイン選出!五輪イヤーも“マイペース”開幕前倒し意識せず

[ 2019年11月26日 05:30 ]

<広島>納会ゴルフで西川(右から2人目)に抱きつきながらカートに乗る鈴木(右端)
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 セ・リーグのベストナイン外野手部門で4年連続4度目の選出となった広島・鈴木は、素直に喜んだ。「最終的にこういう賞が獲れてうれしいです」。今季は打率・335、28本塁打、87打点で自身初タイトルとなる首位打者を獲得。自己最多25盗塁もマークするなど走攻守に高水準で堂々の選出となった。

 4年連続受賞は、球団外野手では山本浩二の8年連続(77~84年)以来。「また1年間頑張って、こういう賞を獲れればいい」とさらなる活躍での継続に意欲を示した。

 プレミア12では、侍ジャパン不動の4番打者として優勝に大きく貢献した。打率・444、3本塁打、13打点に9得点の4部門でトップに輝き大会MVPを獲得。来年に開催される東京五輪でも4番の最有力候補に挙がる。来季は開幕が今季より9日早くなるが、急ぐことなく例年同様のペースで調整を行う。

 「(毎年シーズン)最初の方は良くないけど、それを良くしようとするとおかしくなる。最初から普通にやっていきたい」

 今季は6月の月間打率が・220と一時低迷し打率・308としたが、7月以降は249打数90安打(打率・361)と高い平均値を維持し続けた。東京五輪の初戦は7月29日で、順調なら“夏男”として最高潮で五輪を迎える算段となる。

 この日は広島・廿日市での選手会ゴルフに参加し「最後は楽しかったですけど、17ホールまで全然良くなかった…」と苦笑いした後、広島市内での選手会納会に出席した。つかの間のオフを満喫しながら、五輪イヤーへの準備を進めていく。(河合 洋介)

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