闘将の死から1年…中日・与田監督「星野さんにはなれないが」闘将イズム継承誓う

[ 2019年1月5日 05:30 ]

トークショー後、ファンと記念撮影する与田監督
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 中日の与田剛新監督(53)が4日、名古屋市のホテルで行われた球団年賀式に出席。白井文吾オーナー(90)らを前に改めて優勝を宣言した。この日は中日、阪神、楽天で監督を務めた星野仙一氏(享年70)が膵臓(すいぞう)がんで逝去してからちょうど1年。プロ入り時の指揮官である恩師の教えを受け継ぎ、闘将イズムで8年ぶりのリーグ制覇を目指す。

 誰よりも勝つことに執念を燃やした闘将の熱き魂は、しっかり受け継いだ。与田監督は球団関係者約150人の前で力強く新年の誓いを口にした。

 「誰に何と言われようと遠慮なく優勝の2文字を目指します。中日を逆から読むと、日本の中心。野球界の中心となりたい」

 指揮官として初めて迎えた節目の1年。重ね合わせる監督像は星野仙一氏だ。89年秋のドラフトで単独指名してくれた恩師。指導者としてのきっかけをつくってくれたのも星野氏だった。

 闘将に呼ばれ、16年に楽天の投手コーチに就任。鉄拳制裁の時代で育った与田監督は選手への指導法を「星野流で良いですか?」と尋ねると「今の時代、それはいかんぞ」とダメ出しされた笑い話を紹介した。「星野さんは選手、ファンに対する愛情を常々、持っていた」。厳しい言葉も投げかけられたが、人一倍、勝利にこだわるからこそ。厳しさの裏に愛情があった星野氏の哲学を熟知している。

 プロでの生き方を教えてくれた恩師がこの世を去って、ちょうど1年。「星野さんにはなれないが、ああいう方の教えを引き継ぐことはできる」と改めて闘将イズムの継承を約束した。

 チームは球団ワースト記録を更新する6年連続Bクラスとかつてない低迷が続く。選手もファンも勝ちに飢えている。「やっぱり負けたら面白くない。勝つ喜びを少しでも味わえるように」と、とことん勝利にこだわり采配を振る。

 「結果を残さなければいけない。それしか考えていない」。8年ぶりのリーグ制覇には、ひたむきに貪欲に勝ち進むしかない。星野氏の教えを胸に与田ドラゴンズが船出の時を迎えた。(徳原 麗奈)

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