球団と直接交渉…フィリーズ入り右腕、代理人なしで浮かせた手数料は1・2億円!

[ 2019年1月5日 17:46 ]

デービッド・ロバートソン投手 (AP)
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 大リーグの契約交渉は球団と選手の代理人との間で行われるのが一般的。日本のプロ野球のように、球団と選手の直接交渉は稀な例だが、このオフにデービッド・ロバートソン投手(33)は自ら交渉の席に着き、2年総額2300万ドル(約25億円)でフィリーズとの契約に合意した。

 救援右腕のロバートソンは大リーグ11年間で通算654試合に登板。昨季はヤンキースでチームトップの69試合に登板し、9年連続でシーズン60試合登板を達成した。クローザーの経験もあり、通算137セーブを記録。2017年のWBCでは米国代表としてチームの優勝に貢献した。

 2014年のオフには代理人を付けて4年総額4600万ドル(約50億円)でホワイトソックスとの契約に合意。今回は代理人を介さず、自らフィリーズと交渉して2年総額2300万ドルの契約を手にした。代理人の手数料は平均5%。つまり、ロバートソンは115万ドル(約1億2000万円)を浮かせたことになる。

 「素晴らしい経験だった。またやるかは分からないが、交渉のプロセスは楽しかったよ」と契約合意後のロバートソン。代理人へ支払う手数料を考えれば、選手が自ら球団と交渉するのも悪くない話だが、「選手は交渉のプロではない。手数料に関しては短期的な節約にすぎない」という声も一方で聞かれる。

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2019年1月5日のニュース