マリアノ・リベラ氏 満票での殿堂入りあるか?根強い反対派も「クローザーは過大評価」

[ 2019年1月5日 20:06 ]

マリアノ・リベラ氏 (AP)
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 マリアノ・リベラ氏(49)は偉大なクローザーとしてファンに記憶されている。ヤンキース一筋19年間で大リーグ史上最多の652セーブを記録。さらにプレーオフでも歴代最多の42セーブと記憶にも記録にも残る不世出の投手だ。

 現役引退から5年が経ち、2019年の米国野球殿堂入り候補者となったリベラ氏。殿堂入りには全米野球記者協会に在籍10年以上の記者による投票で75%以上の得票が必要となるが、資格1年目での殿堂入りが確実視されている。

 これまでの最高得票率は2016年にケン・グリフィー氏が集めた99・3%で、満票での殿堂入りは過去に例がない。現地ではリベラ氏にその可能性があるとの機運が高まっているが、一方で満票での殿堂入りに値するかとの声も挙がっている。

 「満票」支持者は冒頭に記した実績を評価。しかし、反対派はリベラ氏がリリーフ投手であることに違和感を覚えるのだという。ある反対派の意見にはこうあった。「マリアノ・リベラの通算WARはロビン・ベンチュラとほぼ同じ。通算投球回数はグレッグ・マダックス(5008回1/3)の24%(リベラ氏は1283回2/3)しか投げていない。満票での殿堂入りなどあり得ない」。

 WARとはどれだけチームの勝利に貢献できたかを示す総合評価指標。ベンチュラは大リーグ16年間で通算294本塁打を放った打者で、殿堂入りはしていない。マダックスは通算355勝を挙げた大投手で、2014年に殿堂入りを果たした(得票率97・2%)。

 これは投票権を持たない反対派の意見。だが、投票権を持つ記者にも反対派はいた。マサチューセッツ州の地方紙テレグラムアンドガジェットのビル・バルー記者はリベラ氏に票を入れなかったと自身の記事の中で明かした。

 「クローザーは過大評価されている。1イニングだけ投げ、失点してもリードを守り切ればよしとされる。セーブの数だけで評価はできない」。これがバルー記者の考えで、今回はどの候補者にも票を入れず、“白票”を投じたという。

 投票の結果は22日(日本時間23日)に発表されるが、バルー記者は本当に白票を投じたのだろうか。もし、これが事実なら史上初の満票での殿堂入りとはならないが、史上最高得票率での殿堂入りに関しては、可能性が残されている。

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