ハム中田、残留3年10億円 主将続投も意欲「全うしたい」

[ 2018年11月14日 05:30 ]

会見で、FA権を行使せず残留することを語った中田(撮影・高橋茂夫)
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 プロ野球のフリーエージェント(FA)権行使の申請期間が13日で終了。申請手続きを行った選手は、14日にFA宣言選手として公示され、15日から全ての球団との交渉が可能になる。日本ハムの中田翔内野手(29)は保有する海外FA権を行使せず残留を表明。3年で総額10億円の大型契約で合意し、今季から就任した主将の続投にも意欲を見せた。

 無数のフラッシュを浴び、表情が引き締まった。札幌市内のホテルでの会見。来季から総額10億円の3年契約で球団と合意したことを明かした中田は「まだまだファイターズでできていないことがたくさんある。この3年は(仕事を)全うしたい」と決意を語った。

 昨年も国内FA権を行使せず残留した。今季は自身初の主将を任され、打率・265、25本塁打、106打点。2年ぶり4度目の100打点に到達し、3位に貢献した。昨年と同様、今季終盤には球場外野席に「お前が必要 中田翔」の横断幕が掲げられるなど多くのファンが残留を願い、球団も複数年契約を用意。3年ぶりのV奪回を狙う来季へ、中田は「もっともっと上を目指したい」と意気込み、主将についても「引き受けてあげてもいいかな」と話した。

 23年3月に北海道北広島市に新球場が完成予定。吉村浩GMから「(23年になっても)先頭で頑張ってもらいたい」と声を掛けられた中田は「この目で(新球場を)見てみたい。ワクワクしている」と5年後も主砲として活躍する姿を思い描いた。 (山田 忠範)

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2018年11月14日のニュース