札幌大谷、神宮初出場制覇 甲子園未出場校が26年ぶり頂点

[ 2018年11月14日 05:30 ]

明治神宮野球大会第5日・高校の部決勝   札幌大谷2―1星稜 ( 2018年11月13日    神宮 )

優勝を決め歓喜の輪をつくる札幌大谷ナイン(撮影・郡司 修)
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 高校の部決勝は札幌大谷が星稜を逆転で下し、初出場初優勝を飾った。北海道勢の優勝は05年駒大苫小牧以来。西原健太投手(2年)が1安打1失点で完投した。来春センバツ出場校選考で北海道地区は神宮大会枠を獲得。秋の道大会準優勝の札幌第一が有力となった。大学の部は立正大と環太平洋大が14日の決勝に進出した。

 甲子園出場経験なしでの優勝は、92年世田谷学園以来26年ぶりだった。創部10年目の札幌大谷に快挙をつかませたのはエース西原。星稜打線を1安打に抑えて9回を投げ抜き「うれしい。緊張より、ずっと楽しかった」と笑みがこぼれた。

 中高一貫教育が実った。西原や7回に逆転打を放った北本らスタメン6人が札幌大谷中出身で、札幌大谷シニアで16年春、夏に全国大会出場。引退後から高校の練習に参加し、うち3人は1年春からレギュラーと経験豊富だ。北本は「ずっと一緒で仲がいい。今日も焦る場面でいつも通り笑顔だった」と言う。

 指導陣は来春から札幌六大学1部に昇格する札幌大谷大も含め、8人が情報共有して育成にあたる。五十嵐大部長は駒大苫小牧が04、05年の夏の甲子園を連覇した時の三塁手。西原は「五十嵐さんに、(05年の優勝投手だった現ヤンキースの)田中将大さんはとにかく気持ちの強い投手だったと聞いた。それを糧に練習してきた」と話す。札幌大谷は田中の夫人・里田まい(34)の母校。何かの縁だ。

 準決勝までの先行逃げ切りから一転、逆転勝ち。NTT北海道などでプレーした就任4年目の船尾隆広監督も「何が起こったのか分からない状況」と目を見張る急成長で、一気に頂点に駆け上がった。(石川 加奈子)

 ▽札幌大谷 1906年(明39)に北海女学校として創立。48年から中高一貫教育を開始した。2008年に硬式野球部が発足。09年に男女共学化した。甲子園出場はなく、今秋の北海道大会で初優勝。生徒数は807人(女子496人)。主なOBは里田まい、大山武蔵(Jリーグ・C大阪)。所在地は札幌市東区北16条東9丁目。

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