阪神フレッシュサンデーや 20日中日戦は才木、27日巨人戦は望月濃厚

[ 2018年5月15日 05:30 ]

阪神の才木
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 阪神の高卒2年目・才木浩人投手(19)と、同3年目の望月惇志投手(20)が、2週続けて1軍の先発に抜てきされることが濃厚となった。金本監督が、若き剛腕2人の起用を示唆した。

 「才木は、どこかで投げることになるやろうな。望月も、次の2軍戦の結果次第では(昇格の)可能性は十分にあると思うよ。若い投手たちが刺激し合ってくれたらいい」

 才木は今季、初めて沖縄キャンプメンバーに選ばれると、力強い直球を主体にした若さ溢れるスタイルで実戦でも好投を続けた。開幕は2軍で迎えたが、他投手の状態も良かったため、競争を脱落したイメージは無い。

 一度は4日の中日戦での先発デビューが内定していたものの、直前2日DeNA戦の雨天中止でローテーションが再編され、登板は流れた。5日から中継ぎ要員で出場選手登録され、2軍戦で先発調整に戻るため10日に抹消。12日のウエスタン・リーグの中日戦で7回1失点と好投し、最短復帰できる20日の中日戦で、仕切り直しの1軍初先発の可能性が高まった。

 相手先発で予定されるのが松坂だ。平成の怪物が3球団競合の末に西武入りした1998年11月20日のドラフト。その約2週間前の同7日に産声を上げた才木が、レジェンドに挑むことになる。

 開幕から先発5、6番手は、10日の抹消期間を活用しながら流動的に起用され、仮に才木が中日戦後に抹消となった場合、谷間となる27日の巨人戦に送り込まれる筆頭候補が望月。昨年12月に受けた腰部ヘルニア手術から復帰し、9日のウエスタン・リーグのオリックス戦では自己最速158キロをマークするなど、昇格争いで台頭してきた。

 金本監督も「2軍戦で158キロか。8回にも150キロ台を出していたらしいから。楽しみ」と期待を隠そうとしない。次回は20日の同・巨人戦が予定され、好投すれば才木と同じく初の1軍先発の切符を手にすることになりそうだ。

 2週続けて、日曜日に有望株がマウンドに上がる“フレッシュサンデー”。借金1と苦しむチームに夢と勢いを与えるべく、週替わりの快投で1週間を締めくくる。

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2018年5月15日のニュース