松井秀喜氏 “後輩”大谷にエール「野球の常識をどんどん突き破ってほしい」

[ 2018年5月15日 08:31 ]

チャリティーゴルフ大会を開催し、元ロッテ監督のボビー・バレンタイン氏(中央)らとともに記念撮影で笑顔を見せる松井秀喜氏(右から2人目)
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 元巨人、ヤンキースの松井秀喜氏(43)が14日(日本時間15日)、コネチカット州内でチャリティーゴルフ大会を開催した。2010年にはエンゼルスでもプレーした松井氏は、二刀流で活躍している「後輩」の大谷について「いろんな意味でみなさんの想像を超えるというか、良い意味で裏切ってくれている。これからますます、今まであった野球の常識みたいな部分をどんどん突き破ってほしいなと思いますね」とエールを送った。

 また、10年間プレーした古巣の巨人についての思いも語った。春季キャンプで指導を施した岡本、小林が打撃を開花させていることには「自分が教えたということではなく、今、これだけジャイアンツの打線の中でインパクトを与えてくれている。去年までになかったものなので、そういう意味ではうれしく見ています」と喜んだ。

 ともに巨人でプレーしたベテランの阿部、上原にも言及。阿部については「パッと出てきてああやって打つわけですから、まだまだ力になれると思います」、上原については「しぶといんですよ、たぶん性格がもともとね。良い意味で。今、本当の雑草魂ですね。来た時は雑草じゃなかった。エリートでしたから」と奮闘ぶりを頼もしそうに語った。

 この大会は、野球振興に加え、子どもたちのグローバルな活躍を支援するという趣旨で、自身が代表を務める「松井 55 ベースボールファウンデーション」と、「グローバル・シチズンズ・イニシアチブ」のNPO法人2団体が共同で開催。松井氏は「今、少年野球の人口はすごく減っていますし、日本の野球の将来の危機だと思う。少しでも野球を愛するお子さんが増えてくれたらうれしい」と話した。 (杉浦大介通信員)

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2018年5月15日のニュース