“オレ流”の怒り方とは…落合氏×金本監督対談 お蔵入り部分を公開!

[ 2018年2月3日 11:15 ]

1月1日付スポニチ本紙で対談した落合氏と阪神・金本監督
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 読んでいただいた方も多いのではないだろうか。スポニチ本紙の正月企画「金本×落合対談」。1月1日付の大阪版では、1〜3面のぶち抜きで読み応えたっぷりの紙面をお届けできたと思っている。

 ただ、野球殿堂入りのレジェンド二人だけに話は尽きず、紙面スペースの関係で全てをお伝えすることはできなかった。落合氏の「オレ流監督論」に金本監督が“ガチ質問”する場面も。お蔵入りになっていた一部を改めて紹介したい。

 まずは人の怒り方について。落合氏は「おそらくたいがいの人は選手を怒る。オレは1番最初にコーチを怒るからね。そうすると、選手ってスッと落ち着くんだ」と力説する。「みんな一生懸命やっているのはわかるんだよ。コーチも選手も裏方さんもね。でも勝ち負けとなるとそれだけじゃダメ。『コイツら本当に勝つ気あるのか?』って時に選手を怒ると『オレらだけかよ』となってしまう。指導している連中に否はないのかと。だから、怒る時は最初はコーチ。コーチに『そうだよな』と思わせておいて、選手にも同じように怒らないと、今の世代は納得しないところがあるんだと思う」。金本監督も「なるほど」と聞き入っていた。

 金本監督の「ウチの選手で『コイツはものになるかも』ってのはいますか?」という質問にも落合氏はオレ流回答だ。「極端なこと言っていい?」と前置きしながら「オレが投手ならコイツら誰にも打たれないなと思う」とピシャリ。「期待はするけど、『こう攻められたらキツいよな』というのが見える。弱点が見えすぎるんだ。それを長所で補ってくれればいいんだけど、選手というのは面白いもんで、弱点を一生懸命、直そうとする。だから打席で『お前、真っすぐしか打てないのに、なんで真っすぐを見逃して変化球を振りに行くんだ?』ってことになる。それがまだ阪神の選手には…、まあ、全般的にそうなんだろうけど、あるね」と持論を展開した。

 投手陣でメッセンジャーが1番走るという話題には、落合氏は「アイツならいっぱいお金をやってもいい」と絶賛。「ただ、夏場に大汗をかくのがちょっと気になるけどな」と笑うと、すかさず金本監督が「お酒をよく飲むんで。それを抜いているだけという説もあるんですけど」と絶妙のツッコミだ。「それはそれでいいんだよ、走ってれば。オレらの時代は『なんでそんなに走るんですか?』と聞くと『前の日の酒を抜いて、今夜飲むためだ』ってそんな感じでやっていたから」と、お互い爆笑だった。

 ともに鳴り物入りでプロ入りしたわけではない。恵まれない環境下でも自分で考え、練習して超一流選手に上り詰めた両者。監督としての考え方も驚くほど共通点が多かった。優勝4度を誇る落合監督の実績に、金本監督がどこまで迫れるかに注目していきたい。 (山添 晴治)

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