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“ハンカチ世代”96選手プロ入りもすでに半分以下に 元巨人投手が独立Lで再出発

昨年11月、トライアウトに参加した乾
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 昨季限りで巨人を退団した乾真大投手(29)が3日放送のTBS「バース・デイ」(土曜後5・00)に出演。“ハンカチ世代最強左腕”と期待されながら結果が出ず、苦悩しながらも再出発する姿が明かされた。

 小学生時代には補欠と無名の存在だった乾。無謀にも一般入試で強豪校の東洋大姫路入りすると、周囲のレベルの高さに圧倒されながらも全身に20キロの重りをつけて練習するなど努力を重ね、当初100キロだった球速を135キロにアップさせてエースの座を勝ち取り、3年時には甲子園出場を果たした。

 甲子園では乾の好投もあって勝ち上がり、準々決勝では現ヤンキースの田中将大投手(29)を擁する駒大苫小牧と対戦。ピンチで田中を三振に斬って取るなど力投を見せたが4―5で敗退した。活躍が認められて高校日本代表にも選出され、当時“ハンカチ王子”として絶大な人気を誇った早稲田実の斎藤佑樹投手(29=現日本ハム)や田中ら“ハンカチ世代”の1人に。「あの中に入っても下の方だった」と高卒後のプロ入りは諦め、東洋大へ進学した。

 大学に入っても努力を重ね、縦に鋭く落ちるスライダーを武器に年代別日本代表に選ばれると、米国のスラッガーから次々に三振を奪う力投で一躍注目された。2010年ドラフトでは1位の斎藤佑、2位の西川遥輝外野手(25)に次ぐ3位という上位指名で日本ハム入り。“ハンカチ世代最強左腕”として将来を期待された。だが、好不調の波が激しく不安定な投球が続き、出場機会は徐々に減少。16年のシーズン開幕直後に交換トレードで巨人へ移籍したものの、新天地でも力を出すことができず、昨年10月に戦力外通告を受けた。

 「まだできると全然思っている。最後にもう1度あがきたい」「乗り越えないといけないものがきた。途中だと思っているんで、まだ」。そう話す乾は12球団合同トライアウトへ参加。打者4人から3三振を奪い、「獲得に動く球団があると思います」というメジャー球団関係者のコメントが載ったネット記事も見つけ、期待に胸をふくらませた。

 だが、3日経過してもNPB球団から連絡はなし。連絡期限最終日の1週間が過ぎようとしていた午後8時過ぎ、諦めかけていた時に電話が鳴った。プロ野球独立リーグのBCリーグに所属する富山サンダーバーズからの電話だった。「評価していただいたので良かった」。結局、12球団から連絡はなく富山入りを決意。富山は元ヤクルト投手で、現役時代に唯一無二の“高速スライダー”を武器に一世を風靡した伊藤智仁氏(47)が今季から監督に就任しており、同じスライダーを武器にした縁もあるチームでの再出発となった。

 “ハンカチ世代”は96人がプロ野球入りしたが、乾を含む8選手が昨季限りで戦力外通告を受け、現在もプレーするのは45人とすでに半分以下。「もう1回プロ(NPB)に戻りたい気持ちはある。また皆と同じ舞台に立てるように、その気持ちを持って頑張りたい」。努力を重ねてプロ入りを果たした乾の努力、奮闘はこれからも続く。

[ 2018年2月3日 17:57 ]

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