広島・高橋昂、来季1軍ローテへアピール 3失点も修正力披露 

[ 2017年11月10日 05:30 ]

 広島の秋季キャンプ第1クール3日目の9日、ルーキー・高橋昂也投手(19)が初めてシート打撃に登板した。2回で6安打3失点とホロ苦い結果に終わったものの、2イニング目には制球面で修正能力を発揮して無難に零封。来季の1軍先発枠入りを目指す大型左腕は、反省の弁を口にする中で手応えも感じ取っていた。

 初々しい。1軍の秋季キャンプに初めて呼ばれ、しかも緒方監督ら首脳陣がネット越しにズラリと並ぶ前で、初のシート打撃登板。いいところを見せたいと思うのが当然で、力んでしまうのは自然の成り行きでもある。高橋昂は頭をかく。

 「力みは、ボクのチェックポイント。今日は入りがダメでした。ただ、最初は力が入って甘いところに行ったけど、2回に修正できたのはよかったです」

 先頭打者を二ゴロに抑えたものの、高橋大に中越え二塁打を許すと、上本にも一塁線突破の適時二塁打。2死後、美間、磯村、一巡後の高橋大に単打を浴び、四球も絡んだ。いきなり5安打3失点。ただ、これで終わらないのが19歳の力だ。

 無死一塁想定の2イニング目は、制球面を修正。先頭・上本にゴロで三遊間を破られたが、けん制死を挟み、野間を三飛に、美間を遊ゴロにそれぞれ斬った。直球の最速は141キロ。本調子を欠く24球だったのは明らかだ。畝投手コーチは言う。

 「あの高さに行くとやられる。2回は修正していたけどね。球威より、しっかりした切れが出てくればいい。これからの選手。今日(の結果)をステップにしてくれれば」

 体力づくりが主眼の1年目にして存在感を発揮した。ウエスタン・リーグ7試合で2勝0敗、防御率1・29。10月7日、巨人とのファーム日本選手権(宮崎)では先発で6回2失点と好投し、26年ぶり2度目の出場で初の日本一に貢献、優秀選手に輝いた。

 「1年目は貴重な経験をさせてもらった。この秋は、来春の1軍キャンプに呼んでもらえるようにアピールしていきたい。1軍の雰囲気にもっと対応していかないといけない」

 ホロ苦い結果は成長への活力源だ。先発、中継ぎともに左腕が手薄な1軍。高橋昂にはチャンスがまだ十分ある。 (江尾 卓也)

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