DeNA ドラ1浜ちゃんで今季初5連勝 2位・阪神に1ゲーム差

[ 2017年7月6日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA4―1阪神 ( 2017年7月5日    横浜 )

<D・神>6回2/3を1失点で6勝目を挙げた浜口
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 マウンドからベンチに戻るDeNA・浜口を、ラミレス監督は拍手で迎えた。6回2/3を1失点。5安打6四球と走者を許したが、ドラフト1位左腕の粘投が、チームを今季初の5連勝へと導いた。

 「粘るのが持ち味なので何とか頑張ることができた。チームが勝てたのが一番です」

 2―1の5回には連続四球で無死一、二塁のピンチを背負った。それでも「しょうもない点の取られ方をしたのに、先輩方が逆転してくれた。僕も応えないと」と、同じドラフト1位・大山を投前への併殺打に打ち取り無失点で切り抜けた。

 高いプロ意識が、新人ながら開幕からローテーションを守る肉体を支えている。4月9日の中日戦でプロ初勝利を手にしたが、7回1死で左ふくらはぎをつって降板した。同じ失敗を繰り返すことはできない。1学年先輩の同じ左腕・今永も使っている「DHBダブル水素ボトル」を自ら購入した。水素ガスを吸入し、血流の促進や疲労回復が期待できるもので、自身4連勝の一助となった。

 幼少時代から大の虎党。この日は球団最速となる主催試合37試合目で観客動員数100万人を突破した。記念となる一戦の勝利に貢献し、2位・阪神とのゲーム差も「1」に縮めた。チーム単独トップの6勝目は、両リーグの新人でも単独トップの数字だ。

 それでもラミレス監督は「僕は驚かないよ。彼はそれだけの能力を持っている」と評する。「チームは優勝を目指してやっている。もっともっと勝ってチームの勝ちに貢献したい」。球宴にも選出された新人が、チームに勢いをもたらしている。 (中村 文香)

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