“ビシエドロス”感じさせず 代役の中日・福田V撃「スタメンで出たい」

[ 2017年7月6日 05:30 ]

セ・リーグ   中日3―0ヤクルト ( 2017年7月5日    ナゴヤドーム )

<中・ヤ>お立ち台でドアラに祝福される福田
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 熱い思いがバットに乗り移った。決勝打を放った中日・福田はお立ち台で「チャンスだったのでとにかく積極的に行こうと。“決めてやる”と強い気持ちで打った」と胸を張った。

 初球だった。2回1死二、三塁から星の外角カットボールを右中間に運んだ。前夜も2回無死二塁で山中の初球を右越えに適時二塁打。好球必打で勝利を呼び込んだ。

 昨秋に右肩を痛め開幕は2軍スタート。だが、6月16日の西武戦からビシエドが米国市民権取得手続きのため離脱すると先発出場の機会が増え、同日からの出場12試合で34打数11安打、打率・324。4試合連続打点と勝負強さは増している。チームも主砲が不在となってから9勝5敗で「ビシエドロス」を感じさせず。森監督も「日替わりでもヒーローが出てくれば満足」と代役選手の活躍に目を細める。

 平田も右膝を痛め離脱中。長距離砲として期待される28歳は「今は試合に出られる可能性が高い。スタメンで出たい」と“鬼の居ぬ間”にレギュラー奪取に意欲を見せた。 (徳原 麗奈)

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2017年7月6日のニュース