菅野「意地見せた」単独トップ8勝 巨人26年ぶり敵地広島戦2戦連続完封

[ 2017年7月6日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人5―0広島 ( 2017年7月5日    マツダ )

<広・巨>リーグ単独トップ8勝だ!力投する菅野
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 これぞエースだ。巨人・菅野智之投手(27)が広島  戦で2年ぶりに中4日で先発し、6回3安打無失点で今季8勝目をマークした。7勝で並んでいた岡田明丈投手(23)との投げ合いを制しリーグ単独トップに躍り出た。チームも首位を独走する強力打線を2試合連続零封し、2連勝で今季初のカード勝ち越しを決めた。その背中は14ゲーム差と遠いが、ここから追い掛けていく。

 日本のエースだから勝った。菅野にとって、状況はWBCと似ていたかもしれない。

 「コンディショニングを含めて最善を尽くそうと思ってこの日を迎えた」。中4日。6月30日に103球を投じたばかりだが球宴出場を見越し、1試合でも多く投げられるように今季初めて間隔を詰めた。今季は基本的に中6日を守ってきたが、全ては上位浮上のため。高橋監督は目安を「6回、あわよくば7回」とし、80球前後の球数制限も考えた。

 プロ115試合目で2度目。2年ぶりの中4日は「何も関係ない。マウンドに行ったら一緒」と、6回まで「0」を並べた。5回1死一、二塁では、会沢に148キロの速球。逆球になったが「全力で投げた。力で押し込めた」と二ゴロ併殺で、唯一のピンチを切り抜けた。珍しく抜け球もあり「何とかという感じだった」と振り返ったが、三塁すら踏ませない快投で、「初球に甘い球はなかった」と要所で慎重だった。

 世界と戦った経験が生きた。3月のWBC。米国での準決勝前、侍ジャパンの激励に訪れた上原(カブス)から金言を授かった。「球数は気にしない方がいい」。2次ラウンド・キューバ戦では80球の球数制限の下、「6回を目指す」と1イニングの目安を13球にした。球数を意識した結果は4回4失点。準決勝は「球数は意識せず、とにかく0で抑える」と意識を変え、6回1失点の好投につなげた。

 この日も同じ。「広島は積極的に打ってくるので、打たせて取ろうとしても乗せてしまう可能性がある。球数はあまり気にしなかった」と腕を振った。82球で6回無失点。前日の田口の“奮投”に続き、91年5月以来、26年ぶりの敵地での広島戦2試合連続零封につなげた。自身は7勝で並んでいた岡田に投げ勝ち、リーグ単独トップの8勝目。指揮官は「間隔が短かったが、その中できっちりいい投球をしてくれた」と称えた。

 次回の菅野は中5日で11日ヤクルト戦(東京ドーム)に登板する見通しだ。「広島にやられっぱなしではプロとして恥ずかしい。意地は見せた」。まだ14ゲーム差だが、3勝10敗の宿敵に今季初の連勝で勝ち越した。これを浮上のきっかけにする。 (神田 佑)

 ≪今季敵地マツダで2勝は菅野だけ≫菅野(巨)がハーラー単独トップの8勝目。15年9月27日ヤクルト戦以来、自身2度目の中4日での先発だったが、前回は5回2失点で黒星。勝ったのはプロ入り初めてだ。広島戦は4月25日に完封したのに次いで今季2勝目で、いずれも球場はマツダ。今季広島戦に2勝は他にメッセンジャー(神)、久保(D)、石川(ヤ)といるが、マツダで2勝は菅野だけだ。また巨人は球宴前まで7試合を残しており、あと1試合菅野の登板がありそう。前半戦までに9勝すれば、14年と並ぶ自己最多勝利になるがどうか。

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