上田利治氏の通夜に200人参列 熊崎コミ「情熱と魂を感じた」

[ 2017年7月6日 05:30 ]

指揮を執った阪急など3球団のユニホームが飾られた上田利治氏の祭壇
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 阪急、日本ハムなどで監督を務め、阪急時代には日本シリーズ3連覇を果たし、肺炎のため1日に80歳で死去した上田利治(うえだ・としはる)氏の通夜が5日、横浜市青葉区の公益社会館たまプラーザで営まれた。親族、関係者やファンら約200人が参列した。

 祭壇にはオリックスも含め、指揮を執った3球団のユニホームが飾られた。故障などもあり現役は実働3年ながら、監督通算20年間でリーグ優勝5度。熊崎勝彦コミッショナーは「日本シリーズ3連覇の偉業は脳裏から離れることはない。1時間を超す本塁打か否かという猛抗議といい、情熱と魂を感じた」としのんだ。大社啓二・日本ハム元オーナーは「今チームがあるのは歴代監督の集積。上田さんの戦う姿勢はファイターズの名にふさわしいものだった」と深く感謝した。

 戒名は「勇徳院智将利勲居士(ゆうとくいんちしょうりくんこじ)」。葬儀・告別式は6日午前10時から同所で行われる。

 ▼山森雅文氏(阪急OB、現ロッテスカウト。現役時は外野手、引退後はコーチとして上田氏を支え)仲人も上田監督にお願いした。怖かった印象しかないが、穏やかな顔だった。

 ◆主な参列者 八木沢荘六(日本プロ野球OBクラブ理事長)、山中正竹(全日本野球協会副会長)、住友平、大橋穣(阪急OB)、猿渡寛茂、大宮龍男(日本ハムOB)、笹本信二(ジャイアンツアカデミー校長)=順不同、敬称略=

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