福留、サヨナラ打含む3安打!イチから刺激…2000安打あと5

[ 2016年6月18日 06:45 ]

<神・ソ>9回2死二塁、福留は左前にサヨナラ打を放ちナインから手荒く祝福される

交流戦 阪神3―2ソフトバンク

(6月17日 甲子園)
 サヨナラなるか、のリプレー検証。9回2死、甲子園が異様な雰囲気に包まれる中、一塁ベンチの阪神・福留は二塁走者だった俊介をいじり倒していた。

 「足が遅い!」。その快足があったからこそのクロスプレー。福留も分かっていながら、強烈なツッコミで周囲の笑いを誘った。約3分後、橘高球審による「コリジョンプレーはなく、判定通りセーフといたします」のアナウンスに、ホッとしたようにベンチを出た。

 「食らいついて、バットに当てることを考えていた」。お立ち台。大歓声を浴びたヒーローは「俊介がよく走ってくれました!」と、持ち上げることも忘れなかった。9回2死から北條が右前打。代走・俊介が5球目に二盗を決めると、福留は直後の6球目を叩いた。詰まった打球が三遊間を抜ける。左翼からの返球より、俊介のスライディングが一瞬早かった。

 3安打。日米通算2000安打まで残り5本とした福留にとって、大いなる刺激を受けた存在がいる。前日に「世界一」となる日米通算4257安打をマークしたマーリンズ・イチローだ。「ただただ、凄いこと。到底想像できない数字」。ため息交じりに感嘆し「打ったのもだけど、ケガもせずに体の状態を保っている。そっちの方が凄い」と続けた。06、09年のWBCでは侍ジャパンとして一緒に戦い、08年の大リーグ球宴にも共に出場した。

 42歳の天才打者の後を追う、39歳のベテランは「まだホームで(交流戦は)3試合ある。何とかここで決めたい」と宣言した。甲子園の応援席には、ファンが自作した「ICHI METER」ならぬ「FUKUDOMETER(フクドメーター)」も登場。熱狂的な後押しを受け、交流戦残り3試合で節目の記録を決めるつもりだ。

 チームは今季4度目のサヨナラ勝ち。それもソフトバンク相手の劇勝に「自信にしたい」と福留。今季交流戦で、ソフトバンクに勝ち越したセ・リーグのチームはない。自身のカウントダウンとともに、難敵を蹴散らす。

 ▼阪神・金本監督(福留のサヨナラ打は)よく勝負根性を見せてくれた。読みというか、集中力というか。若手も身につけてほしい。

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