イチ3000安打 米メディアが「Xデー」予想本腰 7・16からの3連戦か

[ 2016年6月18日 05:30 ]

15日のパドレス戦で9回、世界最多の4257安打となる二塁打を放ち、声援に応えるイチロー

 ピート・ローズが持つ大リーグ記録の4256安打を日米通算で抜いたマーリンズ・イチローの次なる標的は、あと21本に迫るメジャー通算3000安打だ。

 ローズ超えから一夜明けた16日付のワシントン・ポスト紙電子版は、そのXデーを大胆予想。約1カ月後で後半戦の開幕カードとなる、7月15~17日(日本時間16~18日)の敵地でのカージナルス3連戦とした。

 同紙は「あと21本で3000安打という記念碑に達する。現在のペースなら、7月中旬のカージナルス3連戦中にも到達可能」と伝えた。イチローは今季チームの66試合中、55試合に出場し、126打数44安打の打率・349。チームの試合数に対し、3分の2の割合で安打している。このペースのままと仮定すると、残り22試合の前半戦終了時には2994安打。残り6本に迫り、3連戦で固め打ちすれば到達可能という予想だ。

 今季のイチローは速球系の球に対し、抜群の対応を取り戻したが、同紙もその点を指摘。結果球がフォーシーム(直球)の場合は46打数20安打の打率・435で、シンカー(ツーシーム)では28打数11安打の同・393だという。「ベテランは速球に苦しむものだが、その常識を打ち破った」とし、140打席に立ちながらまだ7三振で5%という三振率の低さも強調した。

 マーリンズはこの日試合がなく、イチローらは17日(同18日)からの本拠地10連戦に備えた。過去29人が達し殿堂入りの目安とされている3000安打クラブ。米メディアの注目は早くも最大の金字塔へと向かい始めた。

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2016年6月18日のニュース