【千葉】プロ注目の153キロ右腕、東海大市原望洋・島 関東大会の雪辱誓う

[ 2016年6月18日 05:30 ]

気合十分の東海大市原望洋・島

 第98回全国高校野球選手権大会(8月7日から15日間、甲子園)の千葉、群馬、長崎、北北海道・北見支部、釧根支部、南北海道・室蘭支部の組み合わせが17日、決まった。千葉は春季県大会を制した今秋ドラフト候補の153キロ右腕、東海大市原望洋の島孝明投手(3年)が2年ぶりの甲子園へ導くことを誓った。また、沖縄大会が18日に全国のトップを切って開幕し、1回戦6試合が行われる。

 今春の千葉県大会で自己最速の153キロを計測し、優勝の立役者となったエース島。しかし、5月の関東大会準々決勝で関東第一(東東京)に敗戦。4―3の9回に暴投で追いつかれ「まだまだ自分の足りない部分を知った。失敗を夏に生かしたい」と雪辱を誓う。

 関東大会後、同校グラウンドのスコアボードには敗れた試合のスコアを表示。島は悔しさを胸に「スタミナと制球力が課題」と走り込みを増やして下半身を強化してきた。昨秋から球速が5キロアップした右腕について、相川敦志監督は「夏はフル回転でしょう。エースですから」と活躍を期待。14年夏の甲子園は1年生ながらベンチ入りしたが、マウンドには立てなかった。「あの舞台にもう一度行って、今度は投げたい」。プロからも注目される存在となったエースが、2年ぶりの聖地へ導く。 (青木 貴紀)

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2016年6月18日のニュース