巨人フランシスコ 看板直撃100万円狙う!5番・一塁デビューへ

[ 2015年5月2日 05:30 ]

巨人のフランシスコ

 巨人の新外国人ホアン・フランシスコ内野手(27=前レイズ)が、2日の阪神戦(東京ドーム)で1軍デビューを果たす。メジャー通算48本塁打の強打者は、「5番・一塁」で先発起用されることが濃厚。大リーグでも11年レッズ時代に153メートル弾を放つなど「飛ばし屋」として知られた左の大砲だけに、賞金100万円の看板直撃弾に意欲を燃やした。

 「ベストを尽くして、そうなるように頑張る。ホームランを打ってほしいという期待に応えたい。頑張るよ」。右翼席の上部には、長嶋茂雄終身名誉監督がイメージキャラクターを務める「セコム」の広告看板がある。巨人の一員としてのあいさつ代わりに「セコム弾」は、もってこいだ。

 29日のイースタン・リーグ西武戦(ジャイアンツ球場)では右越えの弾丸ライナーでのソロ本塁打と中越え二塁打で計4打点と大物の片りんを見せている。29日と30日には自軍の中日戦(東京ドーム)をテレビ観戦。2軍戦でも感じていた、変化球が多い日本の投手の傾向を再確認した。

 原監督はフランシスコが合流した30日の練習をチェック。「コンディションは上がっていると判断している。スタンバイできていると思います」と評価した。守備位置について指揮官は、負担を考慮して「最初は一塁がベストかなという気がします」話しており、4番に関しては、30日に3安打した大田を4番で継続起用することが濃厚。助っ人に最も求める「打点」を期待できる5番が最有力だ。

 チームの休養日だったこの日は静養に努めたフランシスコ。「チームの勝利に貢献したい」。伝統の一戦で、存在感を存分に見せつける。

 ≪巨人主な大物外国人野手のデビュー戦≫

 ☆83年スミス メジャー通算314本塁打で注目を集め、4月9日の大洋戦(後楽園)に「5番・左翼」で出場。第2打席に内野安打で初打点など、2打数2安打2四死球と全出塁。

 ☆84年クロマティ 4月6日の阪神戦(後楽園)に「6番・左翼」で出場し、第4打席で右翼線二塁打。来日初出場で初安打初打点を挙げる。

 ☆88年呂明賜 ドラフト外で入団し、6月14日のヤクルト戦(神宮)に「6番・右翼」で出場。初回の第1打席に左翼中段席への特大3ランと、史上24人目の初打席初アーチの鮮烈デビューを飾り「アジアの大砲」の貫禄を見せた。

 ☆93年バーフィールド 4月10日の横浜戦(東京ドーム)に「3番・右翼」で開幕戦スタメン出場。8回の第4打席に佐々木の初球を捉え、左翼席へ1号2ランを放つ。

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