大田 逆転弾は722日ぶりアーチ!“地元”で指揮官ゲキに応えた

[ 2014年9月17日 22:04 ]

<広・巨>8回無死一塁、代打・大田(左)は左越え2ランを放ち原監督の祝福を受ける

セ・リーグ 巨人9―7広島

(9月17日 マツダ)
 広島に4度のリードを奪われながら巨人が底力を示した。1点を追う8回無死一塁、久保の代打で出た大田が左越えに1号逆転2ラン。大田にとっては12年9月25日の広島戦(マツダ)以来722日ぶりのアーチ。中学まで過ごした地元・広島で今季40打席目の殊勲打となった。

 右手を突き上げてベースを1周し、飛び跳ねながらホームインし全身で喜びを表した。ヒーローインタビューで「凄くうれしい。泳ぎ気味であそこ(左翼席)まで飛ぶとは思わなかった。入ってよかった」と汗をしたたらせながら振り返った。送りバントも考えられる場面だったが、原監督から「“自分のバッティングをしろ”と言われリラックスして打席に入れた」と思い切ったスイングにつながった。

 6年目を迎えた今年はキャンプで球団OBで元ヤンキースの松井秀喜氏から付きっ切りで指導を受け、周囲も“未完の大砲”に大きな期待をかけていた。しかし、3月にオープン戦で消極的な姿勢での“懲罰交代”やインフルエンザにかかるなど期待を裏切り、前日まで29試合出場、わずか7安打にとどまっていた。

 シーズン最終盤になっての大仕事には、大田は「代走だったり、守備で出たりしているが勝利のために全力で頑張っていきたい」と間近に迫った優勝に強い決意を示した。

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