天敵・菅野の前にカープ打線沈黙 野村監督「打てなかった…ではダメ」

[ 2014年9月17日 08:45 ]

<広・巨>4回1死一、二塁、アンダーソンの打球を処理し二塁へ華麗なグラブトスを見せる菊池

セ・リーグ 広島1-7巨人

(9月16日 マツダ)
 23年ぶりとなる、逆転Vへの扉は、この日の敗戦で大きく後退した。風前のともしび…。広島・野村監督は声を絞り出す。

 「打線が…ね。初回にいい点の取り方をしたけど、2回以降ノーチャンスでゼロ行進では…」。天敵・菅野にまたしても沈黙した。1回にロサリオが先制打したが、2回以降は快音すら響かない。「変化球を多投していた。曲がり球が多かったね」と新井打撃コーチ。切れがよく、配球も変えられた結果のゼロ行進。「相手がよかったから打てなかった…ではダメ。もう、そういう時期じゃない」。指揮官は語気を強め、「この1敗は非常に痛い。毎日、皆さんに話すコメントも言い訳がましくなるけど、現実を受け止め、結果を出していくために頑張るしかない」とし、必死に前を向いた。

 残り14試合。首位・巨人と5差が開き、終戦ムードが漂う。逆転Vへは首の皮一枚となった。

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2014年9月17日のニュース