バレ 痛み忘れた?「セミのおかげ」31号 守備でも美技

[ 2014年9月17日 05:30 ]

<ヤ・神>8回2死、球審にセミを取ってもらうバレンティン

セ・リーグ ヤクルト5-3阪神

(9月16日 神宮)
 帰国前の追い込みアーチだ。ヤクルト・バレンティンが8回に右中間31号ソロ。本塁打王争いトップの広島・エルドレッドに2本差とした。

 「フォークを狙っていた。セミのおかげだね。グッドラック(幸運を運んできた)」。打席に入ったとき、首にセミが止まってビックリ。丹波球審に追い払ってもらった直後の一発だった。左アキレス腱の治療を米国で受けるためシーズン途中の帰国が決定。4年連続本塁打王は「チャンスがある限り頑張る。でも、チームが最下位で獲ってもあまり意味がない」と治療を優先する考えだ。

 今後の日程は小川監督と話し合い、あと15打席の規定打席数をクリアしてから帰国することを確認した。現在リーグトップの長打率、出塁率を規定打席到達でリーグ記録に残したいためで、あと4試合でクリアすれば帰国は22日。この日は足の痛みをこらえて7回の守備で美技も見せ、バレンティンは帰国まで全力で打ちまくる。

 ▼ヤクルト・山田(初回の初球を左翼席へ運び今季6本目の先頭打者弾)初球からいこうと思っていた。迷いなく振ることができた。

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