メッセ「しびれたよ」 自身初1―0完封、自己最多タイ12K

[ 2014年4月30日 05:30 ]

<神・広>お立ち台で笑顔の福留(左)とメッセンジャー
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セ・リーグ 阪神1-0広島

(4月29日 甲子園)
 お立ち台では「ありがとう、フクドメサン!」と叫んだ。2安打で二塁すら踏ませず、自己最多タイ12奪三振の完封勝利。阪神・メッセンジャーは試合後も興奮気味だった。

 「すごいね。両チームでヒット4本だろ。なかなかしびれたよ。(雨で)試合ができるかも分からなかったが、今となっては、してよかった」

 最速150キロの直球に高速フォークと、すべてのボールが武器となった中で“スパイス”となったのはカーブだった。

 山田バッテリーコーチは言う。「梅野と組んだ前回(23日の中日戦)は3回以降、カーブが1球もなかった。カーブを織り交ぜることで投球の幅は広がる」。そして好投の一因に「こんな展開で一発長打の危険性もある球種を使うのは怖いが、よく使った」と、勇気ある鶴岡のリードを挙げた。9回2死から最後の打者・菊池を中飛に打ち取ったのもカーブ。メッセンジャーは「鶴岡さんと試合前にゲームプランを立てた。いい結果になって良かったと思う」と満足げにうなずいた。

 8回に福留が均衡を破る本塁打を放ち、待ちに待った援護点を得た。この1点を守る-。背番号8の日本通算200号に沸く観客席を目にして、「あの瞬間」がフラッシュバックしていた。

 大リーグ・ジャイアンツ時代の07年、8月7日のナショナルズ戦。同僚だったバリー・ボンズが、ハンク・アーロンを抜くメジャー通算本塁打新記録となる756号を放った。メッセンジャーは、その試合に中継ぎとして登板し、1回2/3無失点と好投していた。

 「あの時も最高の雰囲気だった。でも、負けず劣らず、きょうも最高の雰囲気だったよ」。あれから7年、2度目となる“世界一の興奮”を味わうことができた。

 クライマックスシリーズも含めて昨年から自身5連敗中だった広島戦で“倍返し”のリベンジに成功。今季41回を投げて43奪三振は、来日4年目で最多奪三振の初タイトルを獲った昨季を上回るハイペースだ。会心の2勝目を機に、一気に加速する。

 ▼阪神・鶴岡(メッセンジャーを好リード。1、9回に四球で出た走者の盗塁企図をともに刺す)メッセが良かったんで、自分も乗っていけた。

 ≪1―0完封は自身初≫メッセンジャーの12奪三振は昨季8月13日の広島戦(京セラドーム)以来3度目の最多タイ。1―0の完封は自身初で、チームでは11年6月14日、日本ハム戦(甲子園)の岩田以来。助っ人では96年4月17日、ヤクルト戦(甲子園)の郭李建夫以来18年ぶり。

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