楽天・岸孝之 今季初勝利で現役単独3位の通算159勝目!39歳うれしい18年連続勝利 志願7回1失点

[ 2024年4月25日 20:53 ]

パ・リーグ   楽天5―1日本ハム ( 2024年4月25日    楽天モバイル )

<楽・日>6回、万波の打球を背後でとろうとする岸(撮影・篠原岳夫)
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 楽天の岸孝之投手(39)が25日、日本ハム戦(楽天モバイル)に今季4度目の先発登板。前日の雨天中止によりスライド登板となったが7回118球を投げ8安打を打たれながらも1失点の力投で今季初勝利を挙げた。これで07年から18年連続勝利となり、通算159勝(111敗)はソフトバンクの和田毅投手(43)を抜いて現役単独3位(プロ野球49位タイ)に浮上した。現役1位はヤクルトの石川雅規投手(44)の185勝(185敗)、2位は中日の涌井秀章投手(37)で161勝(156敗)。

 「(4点リードの9回に無死満塁のピンチを背負った)則本が同点に追いつかれたらひっぱたいてやろうと思ってましたけど(笑い)。リズム良く、3者凡退を意識して。6回の感触が良かったので、交代と言われましたけど(7回のマウンドも)行かせてもらいました。(ルーキーイヤーから18年連続勝利は)チームメート、ファンの皆さんのおかげです」

 立ち上がりは3者連続で中飛に打ち取った岸。その裏に小郷が今季12球団初となる初回初球弾を放ち、浅村にも適時打が飛び出し2点の援護をもらった39歳右腕は、5回まで5安打を打たれながらも得点を許さず。丁寧なピッチングでゼロを並べた。6回に3連打を浴び1点を失うも、7回までマウンドに上がった岸は118球を投げ8安打1失点の力投で今季初勝利の権利を持って、8回を2番手・宋家豪に後を託した。最後は4点差がある中で則本が登板。無死満塁のピンチを背負うも何とかしのぎ切った。

 岸は今季、初登板となった3日の日本ハム戦(エスコンF)で5回80球を投げ4失点で今季初黒星。2戦目となった10日オリックス戦(京セラD)では6回80球2失点で勝ち負け付かず、3戦目の17日オリックス戦(楽天モバイル)は6回110球1失点の力投も今季2敗目を喫していた。

 ◇岸 孝之(きし・たかゆき)1984年(昭59)12月4日生まれ、宮城県出身の39歳。名取北から東北学院大に進み、4年時に35季ぶりの仙台六大学リーグ優勝に貢献。MVPも獲得した。06年大学・社会人ドラフト希望枠で西武入団。1年目から開幕ローテーション入りし、14年5月2日のロッテ戦でノーヒットノーラン。16年オフにFAで楽天移籍し、18年に最優秀防御率に輝いた。1メートル80、77キロ。右投げ右打ち。

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