育成出身20歳・国吉 7回6安打1失点でプロ初勝利

[ 2011年10月4日 21:11 ]

プロ初勝利を挙げ、尾花監督(左)とポーズをとる横浜・国吉

セ・リーグ 横浜4―1巨人

(10月4日 東京D)
 プロ野球、巨人―横浜21回戦は4日、東京ドームで行われ、横浜の国吉が7回6打安打1失点と好投、6試合目の登板でうれしいプロ1勝をマークした。

 お立ち台に立った育成出身の20歳は「野球をやってきてよかった。やっと1勝できてうれしいという気持ちとホッとした思い」と満面に笑み。初回2死から長野、阿部の連打で一、三塁のピンチを招いたが、ラミレスが見逃し三振に仕留め、勢いに乗った。

 味方打線は2回、村田の右翼線二塁打を足がかりに1死一、三塁のチャンスを築き、7番・藤田が右中間へ先制の1号3ラン。「これで楽になって、余計なこと考えず、自分のストレートを投げることができた」という国吉は5回まで無失点。

 巨人は6回、先頭の坂本に内野安打で出塁を許し、自らのけん制悪送球で1死三塁のピンチを招いて長野の左前適時打で1点を失い、さらに阿部の中前打で1死一、二塁とされたが、ここでもラミレスを右飛、高橋由を見逃し三振に倒れ、1失点で踏ん張った。

 横浜は8回2死一、三塁から内藤の左前適時打で1点を追加。リードを再び3点とすると、8回から藤江、9回には山口を投入してリードを守り抜いた。

 ヤクルト、中日の2強を追い、4位の阪神とCS進出を争う3位巨人にとっては、手痛い1敗となった。

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