斎藤、初回10球で降板…野球人生初の故障

[ 2011年5月9日 06:00 ]

<日・ソ>大野(右)と話ながらベンチに戻る斎藤

パ・リーグ 日本ハム2―4ソフトバンク

(5月8日 札幌D)
 日本ハムのドラフト1位・斎藤佑樹投手(22)が8日、ソフトバンク戦で4度目の先発を果たしたが、初回わずか10球を投げただけで左脇腹痛を訴え、緊急降板した。
【試合結果】

 9日に出場選手登録を抹消され、札幌市内の病院で精密検査を受ける。その後はチームに帯同しながら治療し、登板が可能になれば2軍戦で実戦復帰する方針。挫傷程度なら今月中の復帰も可能だが、野球人生で初めての故障だけに予断は許さない。

 初回を3者凡退に打ち取った斎藤がマウンドから突然姿を消した。わずか10球。2回、投手交代がコールされると、札幌ドーム内は落胆の声が飛び交った。球団発表は左脇腹痛。3勝目を狙ったプロ4度目の登板はアクシデントに見舞われた。

 降板から約5時間後。斎藤は苦笑いを浮かべながら報道陣の前に現れた。「(脇腹痛は)初めて。めちゃくちゃ激痛とかじゃなくて違和感。1度か分からないけど、登板を外れるというのはチームに申し訳ないです」

 梨田監督は「次はあり得ない。まず(登録を)外すと本人に伝えた」と説明。9日に出場選手登録を抹消されるため、次回15日のオリックス戦(函館)先発は回避が決まった。「昨年ケッペルが同じような症状で、2週間後にファームで登板したのでそれが目安」と福島チーフトレーナー。今後は1軍に同行しながらリハビリを行い今月末の復帰を目指すが、再発性も高いだけに、復帰時期については球団も慎重に判断する方針だ。

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