0―30なんて試合もあった 静岡理大 連敗172で止まる

[ 2011年5月9日 11:07 ]

 待ちこがれた春が来た!静岡学生野球リーグで、04年春に東海大海洋に勝って以降、172連敗中だった静岡理大が3―2で富士常葉大を下し、14季ぶりの白星をつかんだ。浜松大に連勝すれば優勝が決まる日大国際は1―3で敗れたために、優勝争いは最終週にもつれ込んだ。

 最後の打者を二ゴロに打ち取って、04年春の東海大海洋戦以来続いていた連敗が173戦目でストップ。喜びを抑え込んでいた坂田監督も「選手を褒めてあげたい。みんなよくやってくれた」と、自身が選手だった時以来の勝利に目を潤ませた。

 先発の小沢が2回に2四球と暴投で2失点。「いつもの悪い流れか…」と坂田監督は頭を抱えたが、この日のチームは違った。その裏2死満塁から中村の中前2点打で追いつくと、「このままじゃみんなに申し訳ない」と、小沢が気迫の投球を見せた。以後7回まで毎回走者を背負いながらも粘りの投球で無失点。7回裏に2死三塁から寺田の中前打で勝ち越し。「8、9回はドキドキしました」と大学初勝利に小沢も男泣きした。

 足かけ7年、172連敗の中には0―30でコールド負けしたこともあった。OBの坂田監督が就任して2年。負けるのが当たり前になっていたチームが、投手を中心とした守りの野球を掲げて少しずつ変わりだした。ようやく不名誉な記録に終止符。「今度は勝ち点を取れるように、勝つチームにしていきたい」決勝打を放った寺田は力強く言い切る。勝つ喜びを知った静理大ナインの新たな挑戦が始まる。

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