黒田“自賛”省エネ29球で３回１安打

　【ドジャース５―４ホワイトソックス】ドジャースの黒田がホワイトソックス戦に先発し、３回を１安打無四球無失点と好投した。

　トーリ監督に「きょうの黒田は良すぎた。２イニングの予定だったけど、３まで伸ばした」と言わしめた２９球の省エネ投球。１番から７人の右打者が並ぶ相手打線に武器のシュートを惜しげもなく投げ込んだ。ハドソン、ファーカルの新二遊間コンビの鉄壁守備にも助けられ黒田は「打たせがいがある内野手」と感謝した。
　左打者にも外角のカーブでカウントを整え、内角のカットボールを打たせる作戦が奏功。「芯をずらして打ち取る、自分の投球ができた」と珍しく自画自賛した。次戦は中４日で１０日のダイヤモンドバックス戦。開幕までの道のりが黒田にはしっかりと見えている。

　≪ラミレス合流「アイム　バック！」≫前日にド軍残留が決まったラミレスがキャンプに合流。ファンも含め出席者１００人を超える会見では「アイム　バック！（戻ってきたぞ）」の雄叫びで再出発を宣言した。トーリ監督と肩を抱き合うなど上機嫌。交渉が長引き合流が遅れたことにも「準備期間はまだまだある」と自信を示した。午前中には打撃練習に参加。ホ軍戦のベンチには入らなかったものの、試合中に左翼席後方のクラブハウス屋上に突然現れ、手を振ってファンを魅了した。