メキシコ打線脅威!メジャーから2戦26点

[ 2009年3月7日 06:00 ]

 【WBCメキシコ代表7―3ロッキーズ】WBC2次ラウンドで侍ジャパンと対戦する可能性が高いメキシコ代表打線がまたしても爆発した。14安打7点と打ちまくり、ロッキーズに快勝。これで前日のダイヤモンドバックス戦と合わせ30安打26得点と手がつけられない好調ぶりだ。

 主役はS・ヘアーストン。パドレスで外野の定位置を狙う28歳は「ボールがよく見えている」とリードを許した直後の3回に2点二塁打。ここから単打4本が続いて、ビッグイニングを演出した。相手先発の左腕デラロサはメキシコ代表として前回大会に出場。今回も1次登録メンバーに入りながら、ロ軍で先発枠を争うために辞退した同胞を容赦しなかった。
 前日に兄のJ・ヘアーストンと兄弟アーチを放ったS・ヘアーストンは、7回にも2戦連発となるダメ押しのソロ。2試合で7打数5安打4打点4四球の活躍にも「いい緊張感を保っていきたい」と表情を引き締めた。
 カントゥ、A・ゴンザレスらはメジャーでも主軸。05~06年にオリックスでプレーし、昨季は韓国リーグで打点王に輝いたガルシアもいる。前回大会では2次リーグで米国から金星を挙げ、日本の準決勝進出を“アシスト”したメキシコが、今度は準決勝進出の強力なライバルとなって立ちはだかるかもしれない。

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2009年3月7日のニュース