キューバ隠し?星野監督、雨で肩透かし

[ 2008年7月9日 06:00 ]

雨が一時あがりキューバの選手達がウォーミングアップを始めるのを田淵コーチと和やかな雰囲気で待つ星野監督

 第24回ハーレム国際野球大会は7日に予定されながら降雨のため8日午前に順延されていたキューバ―台湾戦が再び、降雨のため順延となった。北京五輪で最大のライバルと目されるキューバの視察に訪れていた星野仙一・日本代表監督(61)らには連日の肩透かしとなった。

 星野監督が恨めしそうに天を見上げた。お目当てのキューバ―台湾戦は2日続けての降雨順延。「雨だからしようがないんだけど、(キューバは)そんなにわれわれから隠したいのかな」と苦笑いするしかなかった。到着してから3日が経過したが、実戦どころか練習すら見ていない。「印象と言われてもな…。すれ違った時に“体はごついな”ぐらいしかないわ」
 この日は先発オーダーまで発表された。「特に見ておきたい」という先発はA・パルマ。アテネ五輪予選の壮行試合で長嶋ジャパンが手も足も出なかった37歳左腕だ。「もしこのまま日本に帰ることになったら、まるで観光旅行みたいやな」。星野監督は「想定外」の豪雨の中、球場を後にした。

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2008年7月9日のニュース