CSマジック「55」点灯!阪神独り旅へ

[ 2008年7月9日 06:00 ]

<阪神・巨人>お立ち台で笑顔の岩田(右)と関本

 【阪神5―3巨人】超満員の甲子園が揺れた。阪神は8日、巨人との伝統の一戦を5―3で制し、今季初の7連勝。クライマックス・シリーズ進出マジック「55」を点灯させた。好調の打線が球団新記録の9試合連続2ケタ安打となる11安打で5点を奪えば、投げても先発・岩田が6回7安打1失点で6勝目を挙げた。今季最多の貯金28で、2位・中日とのゲーム差も今季最大の12・5。早ければ11日にも優勝マジック53が点灯する。

 強さに甲子園を埋めた虎党が酔いしれた。4点リードの5回。バルディリスが1死一、二塁から2番手山口のチェンジアップを左前へ運んだ。スコアボードに「10」の文字が光る。6月28日のヤクルト戦(秋田)から球団新記録となる9試合連続2ケタ安打。絶好調の打線が今季最多の7連勝、そしてクライマックスシリーズ進出マジック「55」点灯をもたらした。
 「チームとして打ったんだ」。バルディリスの言葉に、今季の強さが集約されている。大黒柱の4番・金本は3回無死一塁で今季3度目の併殺打に倒れるなど、いずれも走者を置いた場面で4打数無安打に終わった。それでも、巨人を圧倒した。2点リードの4回には2死から3連打で突き放し、2番・関本がチームと同じく9試合連続安打の猛打賞。チームの底力が際立った。
 お立ち台では関本が笑った。「2死からのチャンスやったんで、ここで打ったら相手にダメージを与えられると思った。いいところに抜けてくれた」。2点リードの4回2死満塁に右前適時打を放って通算500安打もマーク。今季は満塁の場面で6打数5安打10打点と「満塁男」を襲名する勢いだ。
 開幕後は平野との併用で、なかなか調子が上がらず、初安打は16試合目の4月16日広島戦。4月半ばの横浜遠征では先輩の矢野と食事へ行き「今年はもう無理かもしれません」と弱音も吐いた。だが、尊敬する先輩に「自分を信じて頑張れ」と激励され奮起した。この日は右ふくらはぎ痛で戦列を離れていた平野も1軍に復帰。定位置を死守するためにもアピールが必要だった。
 岡田監督は「それぞれが役割に徹している。その積み重ねよ」と満足そうに振り返った。優勝マジックとCSマジックの違いはあるが、くしくも7月8日のマジック点灯は星野阪神でリーグVに輝いた03年と同じ日だ。「いけるとこまでいきます」と威勢のいい言葉で締めた関本。2位・中日とはついに12・5ゲーム差。虎がさらなる独り旅に出る。

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