G1周年記念競走展望

【北陸艇王決戦】松井繁、地元勢の前にたちはだかる

[ 2013年6月10日 06:00 ]

 今シリーズも豪華な顔ぶれが揃った。何と言っても目玉は松井繁の存在だろう。地元勢の前に大きなカベとなって立ちはだかる。三国は参戦数こそ少ないが過去5年で、6節走って4優出V1。今年4月のMB大賞で優勝を飾っている。水面相性に問題なし。前節の尼崎周年では予選落ちに終わったが、すぐさま気持ちを切り替えてくる。堂々とした走りで優勝戦線を引っ張っていく。

 地元勢は6人が参戦する。その中心となるのは中島孝平だ。今年2月の当地地区選で優勝。ファンの期待に応えてみせた。4月のMB大賞では松井の後塵(こうじん)を拝しただけに、ここはきっちりと借りを返すか。戦闘能力の高さが光るのが萩原秀人。スタート事故の多発で出世は遅れているが、力はヒケを取らない。大仕事があっても驚けない。

 井口佳典、新田雄史の師弟コンビからも目が離せない。笹川賞で弟子の新田がSG初優勝。師匠の井口にとってもいい刺激になったはず。両者ともタイプは違うが自身の持ち味をそれぞれが発揮してシリーズを盛り上げていってくれそうだ。

 田中信一郎、丸岡正典ももちろんのことながらV圏内だ。ただ、田中は2節前の若松周年最終日にF。丸岡は2月の住之江周年を制覇以降はやや精彩を欠いている。底力に期待したい。

 ドリーム組の田村隆信、山口剛、服部幸男、吉川元浩、赤岩善生の動向にも視線が集まる。白井英治は直前の尼崎周年でF、原田幸哉は5月以降波に乗れてない印象。終盤へ向けて流れを変えておきたいところだが…。

 金子龍介、鎌田義は尼崎周年で優出。地元として熱い走りを見せていた。あと篠崎仁志も優出。この3者の勢いにも注目したい。

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