国葬費めぐる問題は官僚主導か 星浩氏が推測「本当は政治家がにらみを利かせないといけない」

[ 2022年9月6日 19:22 ]

東京・赤坂のTBS社屋
Photo By スポニチ

 ジャーナリストの星浩氏が6日、TBS系「Nスタ」(月~金曜後3・49)に生出演し、政府がこの日、安倍晋三元首相の国葬の費用総額を約16億6000万円と発表したことについてコメントした。

 各メディアによる世論調査で、実施賛成の意見を反対意見が上回るなど、世論を二分している状況。ホラン千秋が「理解を得たいのであれば、最初のところから丁寧に説明していただきたかった」と話すと、星氏は「いかにも官僚の手口なんですよ。岸田政権、官僚主導になってるなという印象を持ちますね」と推測した。

 当初、閣議決定された費用は約2・5億円だったが、警備費や外国要人の滞在費など接遇費については公表されておらず、批判を受けて政府が概算を発表した形になった。星氏は「予算書に出ているのは2・5億円なんですけど、警備費、接遇費は警察とか外務省の予算の中に忍び込ませておくわけですね」と解説した。

 発表された総額は、当初発表の費用から約6・6倍だった。「実際に出てくる国葬のお金は2・5億円でしたよ、と小さく見せる見せ方」と星氏。「本当は政治家、官房長官とか官房副長官とかがにらみを利かせてそれを見破って、“ちゃんと全体像を出せ”と役所を怒鳴り上げてやらなくちゃいけない」と指摘した。結局、こうした事態を招いたことに、「それをやる人が岸田政権にはいないということが分かった」と嘆いた。

続きを表示

2022年9月6日のニュース