小林信也氏 東京五輪汚職が影響、札幌五輪の支持率低迷も「リーダーに知恵もなければ責任もない」

[ 2022年9月6日 18:02 ]

スポーツライターの小林信也氏
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 6日のニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に、スポーツライターの小林信也氏(66)が出演。「東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件」について語った。

 この日、出版大手「KADOKAWA」から賄賂を受け取った疑いで組織委員会・元理事の高橋治之容疑者が再逮捕された。小林氏は、汚職事件が札幌五輪招致に大きな影響があると語った。

 小林氏は「誰に逮捕が及ぶかも注目だが、もうオリンピックいいでしょうと(いうムードになる)」と五輪に対する世論のイメージが悪化していると語り、「僕らがつらいのが、こんなにスポーツが悪者になったのはこの2、3年。僕らがテレビやラジオに呼ばれるのは不祥事の時だけ。明るい話題では呼ばれない」と嘆いた。

 さらに「そもそも山下JOC会長や室伏スポーツ庁長官から、札幌でやるはっきりとした理由を聞いた覚えがない。山下会長は“子供たちに夢と希望を”とか、いまだにそんな綺麗ごとしか言わない」と話した。続けて「IOCは選考に支持率を重視するが、札幌はかろうじて5割。他のライバル都市は8割を超えているところもある。これに対して山下氏は”支持率上昇の特効薬はない”と言う。それでも強行する。リーダーに知恵もなければ責任もない。それが本当に残念」と話した。

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2022年9月6日のニュース